スマホでアストロデジスコの時代なのだよ。(1)

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BORG 76アクロ×PL26mm Pixel4a ISO553  天体写真モード(4分=16秒×15コマコンポジット)  数ミリ先のレンズの埃から1,300光年先のオリオン大星雲までを一枚に(笑)
ガラケーからの乗り換えで星が写るスマホを手にした。その写りには驚愕! ならばと思ったのがデジスコ。試しに写せばこの写りが凄まじくて天体写真はもうスマホでいいやと思うレベル(^^;
なんせ天文台ブログを始めた2005年はまだフィルムやスケッチがメイン。翌2006年辺りから、月・惑星でデジカメでの撮影が増えていく。星空はミノルタデジマ7(30秒が使えた。)で、ISO400でもノイズがひどくアレてたりしたけどデジスコでは結構、暗い天体が写った。それはF2.8(28mm側)だったことが大きい。コンデジのデジスコ(コリメート撮影)は非常に明るい望遠レンズになるからだ。
デジスコの合成Fは
合成焦点距離 = カメラレンズの焦点距離 × 望遠鏡の倍率 (mm) で求めることができる。
(倍率は望遠鏡の焦点距離 ÷ アイピースの焦点距離)
そして合成F値 = 合成の実焦点距離(mm) ÷ 望遠鏡の口径(mm)
ただし、カメラレンズのF値 > 合成F値 
※これがミソ! 低倍率だとカメラレンズの明るさで撮れる。
条件さえクリアできれば、どんな望遠鏡でもカメラレンズの明るさで撮れる。コボーグ(口径36mm 200mm F5.6)でも、あこがれの「大口径レンズ(明るいレンズ)」に大変身してしまう! なので、倍率を欲張ってFを暗くするとたちまち写りが悪くなるので注意!

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24mm=F1.7と8mm=F3.6の比較。BORG 77EDⅡ×hya8-24mmPixel4a  天体写真モード(4分=16秒×15コマコンポジット)
大星雲の上に写っているランニングマン星雲(NGC1977) に注目。この星雲は望遠鏡でも微かに見えることができる。低倍率だとはっきりと写っているけど倍率をあげると微かになってしまう。ほとんどの星雲でも同じなのでむやみに倍率をあげないほうが賢明。倍率を上げてもよく写るっているオリオン大星雲は稀なケース(他には輝度が高い惑星状星雲などもある)

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BORG36ED ×PL26mm Pixel4a ISO410
天体写真モード(4分=16秒×15コマコンポジット)

【例】コボーグ36EDに26mmアイピースをつけると200÷26=7.7倍なので、
 4.38×7.7=合成焦点距離:33.7mm(35mm換算200mm相当。約6倍の視野を考慮してない大雑把値)
 33.7÷36=合成F0.9>カメラレンズF1.7 なので 200mmF1.7に大変身(笑)
デジスコは小口径も大口径も低倍率ならF数は同じ(カメラレンズのF)になる。違いは像の大きさだけ!
ズームが主流のコンデジと違い、スマホは単焦点(多眼)構成が多いので、合成F値がとても明るいものにできる。作例のPixel 4aは固定レンズで4.38mm(77°/35mm換算27mm相当) F1.7と明るいので想像以上によく写る。

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「すばる」
BORG 76アクロ×PL26mm Pixel4a ISO195
天体写真モード(4分=16秒×15コマコンポジット)

とうことでプラBORGでお手軽撮影してみたら、これが素晴らしい! 初心者でも満足できる星雲星団写真が撮れること間違いなし。アダプターの取り付けが、若干慣れが必要だけどかなり簡単。自宅前とか町中で撮るには、アイピースに外灯とか車のライトなどが写り込むので遮光に注意が必要なくらい。
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赤道儀も16秒追尾できる精度で十分で、ポータブルタイプでもOKだった。ついでに、前後の露出中にない光跡・・・暗い人工衛星とかは消えていたけど、飛行機とかの明るい光跡は残ってしまうようだ。
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現在、星空がよく写るスマホは、iPhoneのナイトモード(11以降に搭載。最長約10秒?)Googleカメラ(アンドロイド用。公式対応機はいまのところpixelのみ。天体写真モードで16秒のコンポジット。トータル4分。※アンドロイド機でも独自のナイトモードで星が撮れるスマホもある)。今後も星の写るスマホは増えていくだろうと思われ、天体のお気楽ゆる撮りが流行るかも?・・・多少の難しいのはスマホアダプターが汎用型な為に調整が必要になったりする点。調整は星空でするのは(見えないので)無理。夜景や外灯に照らされた壁などを利用するとわかりやすい。スマホケースみたいに専用のアダプターケース+アイピースなんかセットでだしたら売れるかも? 撮影で使ったAD(カメラアダプター)はコンデジ用のADに、100キンのスマホ三脚のクリップ部分を利用したもの。

ついでに、月や惑星はこんなのをご利用ください(笑)→YAMANON スマホ望遠鏡アダプター

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アンドロメダ大銀河  BORG77EDⅡ×WS20mmPixel4a ISO762 881天体写真モード(4分=16秒×15コマコンポジット)

なんにせよ、小口径でもほとんどの人が満足できる写り!?。 これからはスマホでアストロデジスコの時代なのだよ(たぶん)。撮って出しだと、眼視+αというか想像できる程度の写りなので、スマホで撮った画像を参考に、より注目して見てください。物足りなかったら画像処理やRAW現像してみてください。そして天体撮影が面白くなったら本格的な撮影をどうぞ(笑)
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馬頭-火炎星雲  BORG77EDⅡ×WS20mm Pixel4a ISO963天体写真モード(4分=16秒×15コマコンポジット)
まさか馬頭星雲が写るとは思わなかった。いやほんとすごいな(@_@

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使ったことないけどアマで評判がよく売れてるもの。スマホアダプターは汎用性のため各調整に慣れないと戸惑うことが多いと思う。天文台ではセレストロン オプションパーツ Nex YZ ユニバーサルスマホアダプター を使ってるけど5倍差の価格をどうみるか・・・使いやすいけどね。

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