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福聚寺のしだれ桜へ向かう。山肌にドーンと咲いた花火のように見事な桜が2発。桜は見事としか言いようがないけど、バチあたりな光景が飛び込んでくる。お墓の中に三脚を構えたカメラマンがうようよいるのだ。ひとんちのお墓の中にまで入り込むのはどうかと思うが・・・。この桜も例によって、竹内Cマンが取り上げた桜だけあってカメラマンの数が多い。氏が紹介した桜は新たな観光資源を掘り起こしたけど、そっとしておいてもらいたい桜もあるだろうな〜。俺みたいに何の影響力もないフォトライターが言ってもなんですが(爆) 竹内Cマンも風景に対する謙虚さが大事と書いてはいるんだけどね(一応本人にもあったことはあります)。 とりあえず参道から撮って見る。そんなに変わらないだろう。ひとんちの墓に入り込んでも。同じカメラマンとして恥ずかしいのか、その貪欲さが羨ましいのか嫌悪感。なんかもう今日はもう帰ろうかな・・・。 嫌な気分で帰えろうとしたとき、玄佑禅師が車からおりてきた。 思わず「ヤンサン読みましたよと声をかける(笑)」 「やんさん??」 「絶薬です」 「ああ山田玲司さん!」笑顔が返ってきた。 俺が嫌だなと思うカメラマンたちの所業を見ても、特に気にする風もなく飄々としていた。 なんか救われたように気がした。すべては縁なんですね。禅師。まだみぬ三春の桜をみていこうかっう気がしてきた。あるがままに。レットいっとビーを口ずさみながら、次の桜に向かった。 絶望に効くクスリ 3―ONE ON ONE (3)
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